誰かを否定するのに十分な情報量なんてものは、存在しないと思う
![]() | バトル・ロワイアル 藤原竜也 (2001/09/21) 東映 この商品の詳細を見る |
『バトルロワイアル』
今更って感じだけれど見ました。
(当時はまだ中学生だったから見られなかった…><)
ベビーフェイスの私じゃ借りられないのでは・・・と、内心どきどきしながらレジに行ったけど
(相変わらずチキン)
難なく借りられました、もう19だもんね。
すごかた。(←なまった)
「人生はゲームです。頑張って生き残って価値ある大人になりましょう。」
という担任(北野武)の宣告とともに始まった生きるための殺し合い。
全篇を通して感じたのは、コミュニケーションの不足だった。
言葉が足りなくて、ふれあいが欠落していて
たった一言でもあれば、見つめ合えれば、免れられたのにっていう悲劇がそこには多々あって。
孤独な思想は怖い。
誰かを否定できるのに十分な情報量なんてものは存在しない。
だから私達は、関わり続けるのだと思う。
今の子ども達は(もちろん私の年代も含めて)
簡単に人を判断しすぎだって感じる。
自分のことすら十分に理解できていないのに、どうして少し関わっただけでキライになれるのかな。
ふれなきゃ、わかんないよ。
頑張れ
って言葉は、今までもあんまり好きじゃなかったんだけど
その根底にある突き放すような冷たい温度をはっきり感じられた映画だった。
きゅ、と首を締め付けてくるような響きがする気がした。(考えすぎ?)
主人公・七原秋也の父親は、彼が中学生(確か二年生)の時に自殺した。
いつもの部屋でぶらんと首を吊っていて、
(私は、彼の吊り下げられた足と床との間にある、ほんの数センチほどの何もない空間から目を離すことが出来なかった。)
父親の体には遺書と見られるトイレットペーパーが無作為に巻きつけられていた。
「ガンバレガンバレ秋也ガンバレガンバレガンバレ」
見た瞬間彼はトイレへ向かい、苦しそうに吐いていたけれど
父親の死体を見たからというよりは、ああ書かれたトイレットペーパーに体中で拒絶反応を示したからな気がした。
親の言葉が、こんなにもひどく残酷に聞こえるなんて、、、
一番心に残ったのは、武の言葉。
「人のこと嫌いになるってのは、それなりの覚悟をしろってことだからな。」
R指定の年齢、もっと下げてもいいと思う。
また、ラストでの北野武の言葉にも、胸が詰まった。
あぁ、もっと沢山の人に(特に若い人)見て欲しいなぁ・・・
これ見たらきっと、誰かを徹底的に嫌いになんてなれないと思うから。
みんながみんな、愛おしい存在なんだって気づいて欲しい。
「バトルロワイアル」は、誰にとっても、過去の作品になど為り得ないと思う。







