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破けてる端っこの言葉


例えば雪が舞うとか雨が散るとか
そんなひとにぎりにいくつもの恋をしていく足跡
傘の柄に寄せたおでこは、つめたくってあつい
割られたコップが落ちている
通りを曲がるダックスフントは誰かの流れを乱すよ
下を向くたびにちらつく音、ぼ、く、

つづいてて、つづいてて、
これが音かぁ、光が洩れる隙間みたいな傷が、
雨の電燈に隠れてわらうんだ
足をかけたあなたに
てをつないでもいい、?

指のつづきが
花をくぐるよ、ネオンをくすぐるよ
看板を立てた後の地面にある言葉の開け閉めと
沈むように声を上げる、飲んだミルクは気泡で干上がる

遅れた唇の今日、忘れたさびしさの段ボール
つれてきた貝殻の欠片、電柱にぶつかる私
十字路の先、行き止まりに掛かったカーテン

そんなあなたと、目がはなれない



詩 | CM(0) | TB(0) 2008.02.28(Thu) 01:56

その世界はゆっくりと動く


頭も指先も、引き寄せた膝もその上に乗せたあごも、からだ全体がくだになったようなこの感覚
依り辺の知らぬ風が肺を満たして、数えて六つの底を巡る、呼吸は引くように落ちて
目からやってきたものが全身を隈無く通ってゆく、逆流せぬよう半分だけ、口を押さえながら次々に、あなた、あなたは在るすべてのもの、その続きが吹き乱れて、聴く、例えば身じろぎはじゃま、保たれる目の距離が、元々無かったみたいに消えていく
廻転を起こして、真っ直ぐ来るのに混乱するときはきっと、わたしが逃げたのかもしれない
まばたきが億劫なほどの一点すこし、何か言って

ぎゅ、と私は膝を抱いて、あなたととても近い。

濡れた髪に気付かないのは絶えず風が吹いているから

きっとこの体はあなたなんだ
外の時間を無視して目に留まる、電灯とか雪とか段ボールなんだ

ひととき、じぶんを証明するものが風景でなくても


胸が感覚として詰まる
喉元までわき上がる吐き気にも似た剰余
目を小指の数だけ瞑った
自分がじゃまになる瞬間とは、あまったあなた

見えたけど、静けさで、見つめているんだけど、私はきっと見えてないんじゃないかと
あなたを見ながら私を、涙にさえ映るあなたを、のぞき込む角度で振り返ってみた

もっとわたしは、しらなかった
しらずにそこからみていた
いまもよくくるしい
どうしてかなぁ
ちかすぎるのかな
あなたはすべての在るもの

すこしのあいだ、息がとまってしまうほど、いとおしい
でもすぐわからなくなる

貴方が触れない私なら、無いのと同じだから (鬼束ちひろ/流星群)


ここにいるのはあなただから


玄関の、壁に寄りかかって靴を脱ぐ。
痩せたよね、自分にそう聞いてから少しだけそれについて考える。
ダイエット中だったっけ、ううん、もうすぐ実家に帰るから太らなければと思っていたところだった。
ヒールを履かない日を決めた、遠い教壇にちらついたあの人は意外に小さい。
こんな、折りたたんだメモ帳が明日に持っていけるのだろうか。

It was waiting to happen

ほんとうに?






詩 | CM(0) | TB(0) 2008.02.22(Fri) 23:33

つぶやく


眠るというのは目を瞑ることではなくて、今から寝る寝る眠るなんて思いながらベッドに潜る私はほとんど眠れていない、と前髪をいじりながら書く。そして苦労して眠ったらこんこんと眠り続ける。
そんな沈んだ排他的な眠りにつくまでは、布団に包まって携帯電話の画面に卵を打っていく。大抵ひとつか、心が枝分かれしている時はふたつかみっつ、でもほとんどの場合はひとつの卵を選び丹念に眺めす、すすのリズムで濃くして消して、繰り返し繰り返し、ひと段落つくと自分宛に送り、次の目覚めに、たいてい朝ではないのだけれど、おはようを言う。もしいいと思われたなら、今度はパソコンに送られまた選別に合う。だめだったなら次の朝のために蹲り、嫌われたら割られる。その粉で絵を描く。

どこにいる、どこにいったす、す、す
花が燃えた後のような空
かなしいよポリーン

きらいのはんたいな普通
私はもっと頑張れるかなぁ。

すう、咽が痛い
カメラ遊んでると少し持ち直すよ、絵を描くと形を失うよ。

場所が足りない。
隣の足
根っこは赤

指と指の間から枝分かれした釘が突き出てくる感覚を忘れないで

んん、あ、ちがうちがうあ、ちがうは、は、ちがうちがう

どこから持ってきたの
どこから守ってきたの

名前は何、どんな声で呼べばいい

私にはまだいらないから、声をきかせて

爪を割って見せて、違う、痛みじゃなくて逆剥けた皮膚でなくって、その波打つ姿を
誰かの風景画に人物を足してくゆ、び、の跡
声が滲む

もっと耳の後ろからのぞかせて
ポップソングの降らす雨
叫びも身悶えもどこへゆけばいいのかわからない
降る場所があるのなら最初から
光が溜まる小さな沸点に
帰ればいいよ、来なくてもよかった

ところできみはどうおもう?

私のからだはなんて足りないんだと、最近よくおもう。






詩 | CM(0) | TB(0) 2008.02.21(Thu) 23:44

物語のコール


空は沈まず、ずっと、あの通りから続いているこの夜に、公園の隅で削った星屑をばら撒いた。

あまりに寒くて声がちぎれていく。
追い駆けて息を吹きかけた。

き、の、 何たべ、たっ

ポケットの中でいいと思った。
もう、つながなくとも、私は温かい二本足の床を知った。

外からやって来るものに次々と目が宿る。
背の高い床を歩いているのはだあれ。
壁は常にこちら側。


それはやわらかいリズム
ここにはちがうリズムがあるだけ
私のこの柔らかい、小さな、体の中に重なり合う肌の奥で、ただ、そのままなだけ
肉壁を掻き分けて生きるようにふるえる、もうひとつの同じもの
それだけ。
それだけ、それだけ。


流れがある。
それを見せてください。
時間のように血のように見覚えのある恋人のように、流れている、
あなたのそれを
つめの先で割ってみてください。

思い出さなくてもだいじょうぶ、
そこにあるのは、外と内を隔てる唯一の指先の距離。
ふれなければ感覚など。


ことばが、逃げていってしまった。
今日は
おやすみなさい。





詩 | CM(0) | TB(0) 2008.02.20(Wed) 01:39

小指のながさまで


写真を始めた。
それからは撮りたいと感じるものがあまりに多く、通い慣れた道でもあちこちに目移りしてしまう。私が急に立ち止まったりしゃがんだりするので、後ろを歩く人はたいていリズムを崩す。ざっざっずざざっ。雪が降った日などは舞い上がりすぎて大変だった。まだ巧く使いこなせてはいないが、写真がこんなにも楽しいものとは思わなかった。見つけた、見つけた。

もう満足したというコトバを聞いたとき、それが使い古された色ではないのにがさがさと滑り出てきたことに二重の違和感を覚えた。彼が満足したと言う時は本当に満足したのだ、色々なすべてというものに。それでいて終焉を目指している、だからこそ。望んでいる訳でもなく。
もう自分の才能を、どうしたいとか何か要求される事とか出来る事とかに使うのには飽きた、というかしたくない。何かはいらないし、もうやった。理解して欲しいとか誰かに興味も無い。
充電中で熱い腹の携帯から伸びるコードを、そっと引き抜いた。唇をはなす。


やはり寒いが雪の積もらぬマフラーが重たかった18才の冬、部屋のピアノの横、指がかじかんでピアノが弾けないからと、制服の下からするりと手を入れ小さな胸で片手ずつ暖めていた。ピアノイスに彼が座るとちょうど私と目線が合う。下着をのける指先のがさつきにただ泣けてきた。

ここにぽつんと、溝がある。
雨が降れば真っ先に埋もれ、陽の貫くのを誰より畏れる、根のない草を被り無数の傘を避け、行き止まりという道を名乗るわけでもなく、侵されるほど広くもなく、
耳を痛めて歌うくせに指色のクレヨンを擦り減らすくせに・術を失くしたのは今だと、叫ぶ時を知りもせず、属すものをわたしと呼び今日のわたしを筋となぞり、救われることで信じていた壁の、頂上に光が刺さるのを待つとなく待っていた時間は
「この手」で掬う砂の、瞬く速さ
レンジで温めた温かさが俯く、速さ
直ぐに朽ちる草の如く足を捨て、永遠[ここ]へと手繰り寄せたこの溝から今日までの時間は、それっぽっちだったのだ。
穴は、迷える迷路ですらなかった。

きっかけは黙認されたこと。睫毛の触れ合う君にも私にも、垂直に交わるあなたにもたれかにも。沈黙は、無意識に秘めた本音は心を隈取る。そうして明日、焼けた空を見て気付く。知っていた知っていた。

元々あったことを、ぎざぎざした身体で―ほくろからほくろへと切り取ってゆく刃先の軌跡―半分はわたしでなかったからだと声がするうちに眠りへの時間は過ぎ、君を知りその先にはわたしを失した。
そうして今書く言葉はすべて、小指みたいだった。


はるには理解して欲しく思うし興味もあってそれは俺にとって久しぶりだったよ。

撮るよ。送る。
**君ゆきだるまみたことないでしょ?
私もないんだ。




思うこと | CM(0) | TB(0) 2008.02.12(Tue) 22:57

ほとりから見える今日


大阪に帰ってきてから様々な違和感に襲われる。起きる時間がずれていたりお皿の数が足りなかったり冷凍庫の氷が固まっていなかったり見知らぬ本が増えていたり服はすべてハンガーに掛けてあったり振り返るといつも壁だったり、そんな、まるで放棄された私とかあなたの意志とかがこっそり干からびていく過程を切り取ったような。そういうものに不意に出会うと、首をかしげたまま数秒間、ん、と意識が止まってしまう。流れというもの。どこかに今もある場所。途絶える振りをして向かう、向かってくるもの。

ファイナルに残れなかった彼の演奏を聴くことは無かった。
だめだったよという幾分軽い声が、二年より前の記憶いつかのものと全く同じ感じだったのに何となく気付いてしまい、吐く息に合わせて、そう、としか言えなかった。ふっという息継ぎに聞こえたかもしれない、なんだか喉がさらさらしていて、ため息も声のように響いてしまう。それで呼吸するのも何気ない言葉として聞かれているようで、気をつけはじめると胸が苦しくなった。
つぎがんばるよという人型のハリボテを啄む鳥は誰だ。つづけるんだね、と言うと、うーーん・・・とこれも軽薄に3数える間に悩んだ声を出して、先はわからないと答える。おカネないし、いそがしいしね。
もうずっと演奏を聴いていない。知識もなく、ピアノのテクニックや曲の背景も何も解らないけれど、時折前後に揺れながら、肩は一定の高さに保たれていて、おう、おう、と汲んで来た水を少しずつ鍵盤に垂らしていくように弾いているかたあい背中にもたれて、ふんふん聴いているのは居心地が好かった。ドビュッシーの雨の曲とかショパンの木枯らしとかリストの愛の夢とかブラームスの何とかとか、曲名なんてほとんど忘れてしまったけれど今でも少しだけ口ずさめるフレーズが、湯船につかっている時やスプーンを落とした時なんかにふっと流れてくる。あ、と言って口を閉じる。でももう何の曲だったのか、どこで聴いたのか、そういう温度のある、ふれれば溶け出しそうな色はもう解らないし知らない。

ずっと前に、「ピアノの森」という漫画の話を電話でして、あれ凄く面白いよねなんて言っていたのだけれど、ピアニストでも芸術家でもさ、誰にでも伝わっちゃう人がいるんだよね、と彼がぼそっと呟いたのを今になって思い出した。今更なのがわらっちゃうんだけど。

実家に帰っても、彼のところへ聴きには行かなかった。風邪を引いて病院へ行った。田舎の診療室には4番がなかった。若い医者に光を当てられたあと喉を掻き回され、涙が滲んできた目じりをそっとガーゼで拭われた。返したくないメールで行き詰まった携帯電話を耳に当てながら笑う私と目が合った子犬は、きゃんと吠えて尻尾を振る。わおん!と返すと電話の向こうで間抜けな声がした。
だれといる。

チ、キリリキリキリ
しんぞうのよこっちょがいたいおと。
そこからのどまで繋がったくだがすーんすーんふるえるようなむなしさ。
空っぽで砂が流れて行くようで、何もかも出してあげるよ、いえないこともしらないことも、はぁはぁはぁって、ああ何にもでない、ねーきこえる・・・
それが呼吸で生活であなたの今日で、明日なんて出せないのよ。

俯き加減でも立っている後ろに、舞う糸屑を感じる必要はない。
あなたの湖を満たすことができるのは、私の背中じゃない。
ペダルを踏みながら注ぐために、背伸びして抱いた甕の水を胸からそのままあなたへ流し込んで、あの場所はどこだったのかな。
どこかにいっぱいの湖がある。
そしてもう二度と、眺められることも再び満たされることもなく、背中を空かしているのだろう。

結局そこへは行けなかった。
あんなにふたりで、合わせた掌とか唇とか額とか背中とか
そこだけを頼りに居場所にしていた重なり
結局そこへは行けなかった。
たくさんの生き物を創ってそこで笑おう
水面が怖ければ光を与えよう
あたたかいという季節
風が欲しければ走る
息なんてしなくても生きられる
それが湖。


ここはオーサカ。
健康なんて似合わない私がびしょぬれの服を干す場所。
モニタに向かって笑ってみるよ。
電源を落とさなきゃ顔がうつらない?
振り返るとすぐ壁があった、そっと身を寄せてみる。
年を重ねながら、そうやってどこかが増えていくのだろうか。
ここもすぐにそうなってしまうのだろうか。

今日だけを通す細いくだに
アサッテはいつでもない場所なのよと掠れていった。
すううと息をして、今はもうかわいた靴を履いて。





思うこと | CM(3) | TB(1) 2008.02.08(Fri) 00:43

道草の水溜り

月に一度の生理はリセットではなくってずるずる引きずり戻されるような感じ。もうこなくってもいいと思うけれど、ご飯くらいは食べなくちゃと思った。食べないことでストレスを発散した次は、食べることで発散する。はっさん?

試験の重圧にだめになっちゃいそう。やまは越えたけど勉強すること自体の苦しみより、そして実際勉強は思うようにしてなくて、この時間の縛りが息苦しい。こんなんで社会に出られるのかな。なさけない…今週で12ことレポト五つ終わった。あと1こだから大丈夫。すこしずつ戻ってきた。

以前の日記で書いた、私がなりゆきで付き合うことになってしまった彼の実は彼女だったあの子は一時期静かで、彼とは別れたらしくて、気になっていたんだけど、今日会うととても元気だった。会うと言っても直接会話はしてないし目も合わないけど。私は早く帰りたかった。
その子と合わせて数人で食堂の端を占領しながら話していたんだけど、その子は近頃意中の先輩からのメールが今やっと来たとキャアーとはしゃいでいた。あんなに、うち別れたら死んでやるマジで好きだから彼とは二度と会わんといてと言ってきたのに、その彼をつなぎ止めるために小さな暴力を彼に度々加え続けてきたのに、でもメールを見ながらその子は、性格はあまり良くないし人に嫌なことをよくする子だけど、今とても可愛く見えてフフフと息をしてて、それでいい、そうあるべきだと思った。私は彼女になにもいえないんだけど。

私はあの時は彼が(友達のまま)好きだったんだけど、私以外の複数の人と浮気していたのは知っていたし、その一人がその子とは思わなかったけどとにかくそっとふれる程度に控えめに彼とは付き合っていて、だからいつ別れが来ても嫌いになる筈がなかったのに今私は彼が大嫌いで、何故ならあの子が私の事はるはるって呼んでいたあの子がいらいらしながらжжжさんはもう彼と別れてと言ったのを見たし、後にその子自身も別れて静かになった時期を知ってるし、しばらく学校を休みがちだったのにも気づいていたし、やっぱ私は女の子に嫌われたくなくて怖い気持ちが強くて、理由はそれじゃないんだけどもう、誰かが苦しんでいるのを見るのはそれが誰であっても辛いもので嫌で、どっちが悪いとかではもうないけれど泣いてるようなその子を見て私は彼が嫌いになった。
友達に戻りたいような内容のメールが来たりするけど、彼とはたぶんふつうには戻れない。友達としてなし崩しにせっくすもしたくない。
あぁ、私はいろんないろんないろんな事で引きずり戻されてしまうのが怖いだけだよねきっと。



親戚のおじちゃんと、少しの人にチョコを渡そうかなぁと考えている。

ともちゃんにあえなくなっていちねんが経ちました。
一年前の冬、試験そっちのけで練習したバレンタインチョコを持って福岡に行った。寒くてなみだがでた。ウィークリーマンションでずっと一緒だった。

あの時私はどうだったのかな。
恋をしていたけれど、可愛かったかどうかわからない。信じられないほど舞い上がってどきどきしてたけど、同時に海の底に潜っていたのかもしれない。恋に光なんてなかった。


日々に目にする生の芽が通り過ぎるのを見ていて、私は生きているのかなと思った。
元気になった彼女を見て、少しだけ辛くなった自分に気づいてしまった。





日記 | CM(4) | TB(0) 2008.02.05(Tue) 22:50

プロフィール

harufar

Author:harufar
1987年8月3日生まれ。
まだまだひよっこの19歳です。20になりました。
髪は少しずつ、のびています。
大学生(三年生)してます。

いま試験期間でしょぼしょぼなってます。

忙しい中で自分の時間の流れを垣間見ることが出来るのは、ココロがほんわかなる瞬間です。
目の前にグミチョコを置かれたらしっぽふって喜びます!

好きな音楽★安藤裕子 Round Table featuring Nino 鬼束ちひろ RADWIMPS 椎名林檎 Boom boom satellites Muse Cornelius チャットモンチー ROSSO Blankey Jet City Madonna ACIDMAN Cocco etc

メールアドレスはfar-har-kokoあっとまーくhotmail.co.jpです。
コメントに残しにくいことはこちらにどうぞ。

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