きっと、仮初めでないものがどこかにある。
一瞬も自分でいられなくなる
私はよくこの感覚に襲われる。
哀しいいろんなことは、突然に思えるけど
それは前から頭の片隅にひっそりとあって
実際に出くわした時はそれはとても驚き嘆くのだけれど
やっぱりな、っていう変な意識もある。
予想してしまった未来の中で、実現するのは大抵悪いものの方が多くて
私は、頭に浮かんだその日から実現する時までに与えられた仮初めの猶予期間を、
ただただ、気づかない振りをして消費していく。
私の周りを、世界が流れる。
私の背中を、支流が押してゆく。
せっかちで、無慈悲で、
絶えず変わっていく景色の中で
私は永遠の象徴を見つけることが出来ない。
眼に見えるのは仮初めのものばかりで、
あぁ、無常ってこういうことを言うのかななんて感傷にひたってしまう。
夜はいつまで経っても暗くならない。
本当の闇は朝にくるの。
でも、私は
こうやって不器用に、丁寧に、
いきてる。




