不完全に円を描いて廻る
言葉は公園で。
傘の形を保ちながら廻り続けるころ、
先にいっていいよ、私はブランコで帰るから。
落っこちる
土に頬寄せる歩みの停滞。
茶色い砂は、指の間からこぼすと、きらきら瞬くのを見つけた。
草が、あなたの腕のように、風になびく。
ふれ合って道の向きが、響いてるのにね。
さえずりの正体は見えない方がいい森も、
雨を忘れさせてくれるだけなのかもしれないよ。
両手を離してのったブランコが、
空の境目を引き伸ばしてくれる視線で、
私を纏めてくれる。
半円に満たないまるを描き続けながら、
地面を作った平行な一本を、いくつもの縦線に引き上げる、
ずうっとこうして揺れながら、
あなたも風も輪郭が見えなくなるまで、
両足伸ばして思ってる。
雨の日に開かれる小さ過ぎる世界が、
その縁取りを保つのはいつまでかな。
雨降りのブランコには合羽が要る。
閉じた傘で廻ろう。
半円しかない。




